雪かきのコツ

雪かき

東京は2月に入って大雪が続き、2月8日に降った雪は「45年ぶりの大雪」。さらに翌週の15日朝も同様の積雪27 cm。1回ならまだしも、この大雪が続くと、雪かきが重労働なことを思い知らされます。「腰にきた」「腕が筋肉痛」なんて人も多いと思います。雪かきの最中は夢中でも、翌朝の身に応えますね。起きがけの体が重いこと。

東京にいれば普通、こんな機会は毎年1回ぐらい。慣れない作業の上、前後にストレッチ体操したりするわけもない。だから、疲れが残るのも当然なわけで正直、「もう雪は降らなくていいよ」って気持ち。そんな雪かきですが、やっぱりコツがあるものです。作業が楽になって、次の日のダメージも軽くなりますよ。

楽に持ち上げるには

雪と股関節を近づける

雪は重い!重い雪を楽に、身体を痛めることなく持ち上げるには、どうすればよいのでしょうか。一言で言うなら、雪かきスコップにできるだけ股関節を近づけて、持ち上げることです。腰から雪までの距離が離れるほど、背筋に課される負担を大きくなります。ですので、雪を持ち上げるときには、腰をできるだけ近づけることをまず心がけて下さい。

腰を入れる

重い物をかつぐときや、スポーツ指導の現場などで、「腰を入れる」「腰を落とす」といった表現がしばしば使われます。これらは、日本人がそれまでの経験によって生み出した身体技法。

まずザクッと、そして持ち上げる前に、すくった雪に腰を寄せる。そのためには、ヒザをしっかり曲げて腰を落とす。そのことで、自然に腰が入るわけで、棒立ちは危険です。そして極力、腕の力に頼りません。曲げたヒザを伸ばせば、足腰で持ち上げられますね。

腰をまわす

テニス

テニスのストロークや野球のバッティングなどの打つ動作では、一度腰を落とし、反動をつけて立ち上がるときに脚を伸ばしながら股関節をねじって、腰を水平に回します。手先とその先にあるスコップにまで力を伝えるために、雪かきも同じことです。

手首や腕の、より雪に近い部位の動きばかりが意識され、股関節のねじる動きの重要性が見落とされてしまいます。動作の出発点になる股関節をねじる動きにこそ、動作の要点があります。

雪かきと野球、テニス

野球

野球でバットを振ったり、テニスのラケットを振ったりするときにも、「腰を入れる」動作を行います。そうすると、股関節をスムーズに、勢いよく回すことができるので、肩や胸が後ろに残されて身体がねじれ、そのねじれをタイミングよく引き戻すことで、今度は肩や胸を勢いよく回せるのです。すると、バットやラケットにもその勢いが伝わり、ボールに当たる瞬間のスピードが高まります。

つまり、バッティングなどで「腰を入れる」のは、股関節で作った腰回転の力を腕や手先にまで伝えるための有効な手段というわけです。このように一見、手や上半身だけで行っているように思える動作も、実際には股関節が重要な役割を果たしているのです。スポーツに限らず、雪かきなど日常生活でも、重い物をかつぐような動作は少なくありません。必要なときにすぐに「腰を入れる」ことができるように、普段から股関節を柔らかくしておきたいですね。

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