疲れない座り方

疲れない座り方

みなさんは日常、椅子に何気なく座っていると思います。パソコンに向かうお仕事などでは、このときの姿勢が作業効率を左右するほどの影響を持っているのです。頭痛や肩こり・眼精疲労・腰痛などが起こる頻度は、パソコンの画面を見て過ごす時間や車を運転する時間が長いほど高まります。これらの症状の原因は「同じ姿勢をとり続けること」による抗重力筋の過緊張が回復できないことにあります。

椅子に深く座り、下腹部を締めて腰を入れ、せすじを伸ばした姿勢でパソコンを操作するひとは、長時間パソコンを操作していても疲労を訴えません。この姿勢は正座に近い体勢で、なかには正座してパソコンを操作する人もいます。実際に正座までしなくても正座を意識しつつ、腰に力を入れてせすじをまっすぐ、上体を起こした姿勢でパソコンの操作をすると集中力が長く続き、ミスも少なくて疲れにくいものです。少ない労力で体を支え、最大限の働きが行えるとても効率の良い姿勢といえます。

正しい姿勢で運転

正しい姿勢で運転

車を運転する際もあまりゆったりした姿勢ではなく、せすじを伸ばして正座を意識して座ってみる事をおすすめします。座席を前に引き寄せ、できるだけ深く腰かけるようにします。乗客として乗る場合も、飛行機や電車での移動で長時間座る場合も、同じくなるべく深く腰かけます。

あぐらをかいたり足をまっすぐ投げ出したように伸ばしたり、足を組んだりして座ると腰を痛めます。特に長時間の運転の場合、やや硬めのシートに深く座ると自然に腰が入りせすじが伸びるので、集中力が途切れずに安全運転ができます。飛行機や新幹線のなかでも同じです。

一日中ハンドルを握っているタクシー運転手の職業病は、かつては痔でした。デコボコ道で道路事情が悪かったためです。今タクシーの運転手に多い病気は前立腺の病気。シートが柔らかくなって会陰部が圧迫されるようになってから特に増えてきました。そのためベテランの運転手の中には、シートにベニヤ板を入れたりして、硬めに補強している人もいます。

湯船で正座

正座がつらいと感じるのは、膝を180度曲げるからではなく重力のため。体重がまともに膝から下にかかって筋肉や関節を圧迫、血液とリンパの流れを悪くします。でも腰から上は内臓も含め、機能的にはとても良い状態を保っています。お風呂やプールの中で正座をすると、浮力があるため足に負担はあまりかかりません。正座のまま湯船で温まると、疲れが良く取れ、温泉ならなおさらです。

特に腰痛持ちのひとが温泉のお湯につかりながら正座をすれば、腰椎が正しい位置に戻り痛みが軽減。腰痛以外にも肝臓や腎臓、胃腸疾患など内臓の働きにもにも良い効果があります。ひとは胎児の時、水中で正座している姿勢に近いといわれます。水中で正座することが内臓にもいちばん負担のかからない状態であるため、胎児はこうした姿勢をしているのだと思います。

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