丹田呼吸法

深く長い呼吸

第一に心の鎮静作用。心の乱れや動揺が鎮まるだけでも、精神的に大いにプラスになる。さらに筋肉の無駄な緊張もとれてくる。日常生活において、心身の活動時には精神の緊張は当然であるが、しかし異常状態になると筋緊張も異常となる。そうしたことが続くと精神的ストレスの累積から、今度は自律神経の異常が生ずる。それが内臓の働きに支障をきたすことになる。心と体とは深い関連性がある。

短く力強い呼吸

長い呼吸と同時にリズミカルな小気味良い呼吸も合わせて行うことが大切。出る息を力強くすることは多くの炭酸ガスを排除し、その反動で大量の酸素を血中に送り込むことができる。血液循環が活発に行われ、ノイローゼ・うつ病など吹き飛ばしてしまうことができる。

現代病・慢性病を予防する

がん予防

正しい呼吸によって酸素がオキシヘモグロビンの形で血中に多くなれば、正常細胞の活動が活発になり、たとえがん細胞ができても、多くのリンパ細胞やがん制圧力でこれを死滅させてしまうであろう。しかし浅く弱い呼吸ばかりしてると、血中酸素量が低下し正常細胞の活動力を弱め、酸素を必要としないがん細胞の活動を助長することになる。

心筋梗塞

心筋梗塞は冠動脈が血栓などで閉塞することによって起こり、そのふさがった先の血管から栄養を受けていた心筋は、働くことができなくなる。それゆえ私どもの生命を脅かす重大な病気で、発作を起こした人の約4割はわずかな間にあの世に行ってしまうのである。丹田呼吸が心臓の働きを快適にする理由は、心臓の栄養動脈である冠動脈の血流を活発にさせ、あわせて冠動脈に多量の酸素を送り込むからである。

胃腸病

血液の流れが正しく行われないために起きる胃腸病は意外と多く、これは消化と吸収がスムーズでないということによる。食べ物が喉もとを通過したら、それ以降の消化と吸収は自律神経のうち、副交感神経の仕事である。不安や心配、精神的緊張に襲われた時、副交感神経は働けず、唾液や消化液の分泌が低下し消化・吸収ともに不完全になる。胃酸過多・胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、節度を失った胃液の過剰分泌に由来し、これは自律神経系のうち副交感神経の失調である。

丹田呼吸は自律神経の腹腔神経叢を正しく機能させ、これが胃および腸の働きに良い影響を与え、食べ物の消化と吸収を良くする。

肝機能

浅い呼吸ばかりしている人は、横隔膜の収縮活動が鈍く、肝動脈に配分される酸素も少なく、その為に数多くの肝機能は低下し病原菌に対する感染防御力も低下する。丹田呼吸を積み重ねていけば、横隔膜は盛んに活動してあらゆる肝機能が回復、肝細胞の再生能力が活発となる。肝動脈および門脈の血流が進み、故障した肝細胞の修復力が旺盛になる事が考えられる。

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