脊柱

脊柱

脊柱は日本語でいう「せぼね」に7個の頸椎が加わったものと考えます。基本構造は30個あまりの椎骨が縦につながって作られている。すべての椎骨は基本形態を共有していながらそれぞれの部位と役割によって形の分化を遂げている。脊柱は上から頸椎・胸椎・腰椎・仙骨・尾骨の順に並んでいる。仙骨は本来は仙椎として5個の骨からできていますが、成人ではその5個が癒合して1つの骨になってしまっているので仙骨とよぶ習慣になっています。

尾骨も本来は数個の尾椎からできているはずですが、こちらは骨の数も2個から6個と不安定でしかもそのうちのいくつかは場合によっては癒合したりもするので尾椎とよばずに尾骨と称する習慣になっている。人間の場合、初期には尾部として役に立っていたのかもしれないが、現在では尾てい骨などは無用の長物になっている。立位での歩行をするようになってからは脊柱が頭を支える重要な機能を持っていて、そのために合理的に支持機能を果たすため生理的な弯曲ができています。

構造

脊柱の構造

独特の形をした椎骨が24個、お互いの間に椎間板という座布団をおいて高く積み上げられ、その尾側に仙骨と尾骨がついて、30個あまりの骨からできた柱です。1つの椎骨は、楕円形の厚い円盤形の椎体が腹側にあり、その背側に脊髄を通すあな(椎孔)がある。この椎孔を取り巻いて椎弓があり、その背側に棘突起、左右に横突起、上下に関節突起がでている。30個あまりの椎骨は頸椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙椎5個、尾椎2~6個からなります。

働きと特徴

脊柱の働きと特徴

脊柱は正面から見るとまっすぐでも、側面から見るとS字状に弯曲しています。この弯曲は、重い頭を支えてバネの働きをしてバランスをとり、また足から頭への衝撃を消しやすくしているのです。胎児や赤ん坊からお座り・ハイハイがはじまるにつれて複雑な弯曲を示すようになる。椎弓がかかえている椎孔は上下につながって、脊髄をおさめる脊柱管を形づくっている。脊柱を作る椎骨の数は動物の種類により異なる。脊柱を上から下へと見てゆくと、下の方ほど太くたくましくなっている。このことは、特に椎体の大きさに顕著です。頸椎の椎体に比べると、腰椎のそれは比べものにならないほど強大です。これは脊椎にかかる体重が下のものほど大きいためであって、体重の負荷からまぬがれている仙骨下部や尾骨は、また小さくなっている。四足動物では、直立歩行する人と異なり、椎体の大きさに大小の差が少なく、弯曲も単純です。

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