内耳

外耳・中耳ともに基本的には振動を伝達することが役割です。そして、もとはといえば空気の振動である音を受容する、感覚器本来の役割を果たすのが内耳です。前庭窓から内耳へと伝えられた振動は蝸牛とよばれる器官によって受容されます。

蝸牛

蝸牛

蝸牛は内耳にある骨迷路とよばれる骨の空洞の一部です。骨迷路の中に蝸牛と同じ形をした上皮性の膜でできた蝸牛管がある。蝸牛管はただのらせん構造ではなく、2階建てのトンネルになっています。2回の床下あるいは1回の天井に当たる部分にはらせん器とよばれる器官があり、ここにある有毛細胞が感覚受容細胞です。有毛細胞によって受容された音の情報は、内耳神経すなわち第Ⅷ脳神経を経由して脳へと伝えられます。

可聴帯域

ひとが受容できる音の周波数の範囲、すなわち可聴範囲は20~20000Hzといわれています。でもじっさいに音として認識できるのは、重低音といわれる音でもせいぜい80~120Hzくらいであり、高音といっても15000Hz程度です。可聴帯域は生物の種類によって異なります。20000Hz以上の周波数をもつ音は、ひとが聞くことができないために超音波とよばれていますが、動物の種類によっては余裕をもって聞くことができるものもいるということです。

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