首のゆがみ

頚椎

首の骨(頚椎)は脊柱の最も上、7つの椎骨からできています。頭に近い方から第1頚椎・第2頚椎と数えます。第1頚椎と第2頚椎だけは特殊な形をしてますが、第3頚椎から第7頚椎まではそれほどの違いはありません。頚椎には3つの機能があります。

  • ①頭部を支持し安定性をもたせる機能
  • ②頚椎の椎間関節により頭部の可動性をもたせる機能
  • ③脊髄と椎骨動脈を保有し、その通路としての機能

首の観察

正常な首の可動域はひとに広い視野を与え、同時に平衡感覚にも寄与しています。首の可動域の基本的な動きは、①屈曲・②進展・③左右回旋・④左右側屈 です。これらのそれぞれの動きは組み合わされて、脊椎の中でも最も可動性が大きく、上下左右など様々な方向へ動かすことが可能になります。

首

こり・ゆがみのある状態では必ず、首の可動域に異常や可動制限、左右差があらわれます。ですから姿勢整体の施術はボキボキなしで、正常な可動域へ回復することが根幹、大事にしています。

前屈(迷走神経の検査)

首の前屈

正常の前屈可動域ではあごが胸に付き、頭部を動かす時に痛みやひっかかりはないか、なめらかに弧状の運動が描けるかも大事です。運動を制限する因子は

  • ① 後部縦靱帯・横靱帯・棘間靱帯・棘上靱帯の緊張
  • ② 頚部後方筋群の緊張
  • ③ 椎体前下縁が前方でその下の椎体表面で衝突する
  • ④ 椎間板が前方で圧迫される

あごが胸につけば迷走神経は健全で、つかないひとは迷走神経が弱っていて視力が衰えやすくなります。主動作筋の胸鎖乳突筋は子宮・小腸・大腸・眼に影響し、迷走神経の状態をあらわします。

後屈

首の後屈

正常の後屈可動域では、頭が上体後方の筋群に触れるところで真上の天井を直接みることができます。運動を制限する因子は

  • ① 脊椎前走靱帯の緊張
  • ② 頚部前方筋群の緊張
  • ③ 棘突起同士の接触

僧帽筋上部が緊張すると頭が緊張側の方向に傾き、その側の肩が上がっています。後屈の運動制限は呼吸器・心臓・脾臓が影響を受けます。

回旋

首の回旋

正常な左右回旋の可動域では、頭部はあごがほとんど肩の線にくるまで十分に両側へ動くことができます。右を向いたり左を向いたりする回旋の動きでは、7個の頚椎はそれぞれ少しずつ協力はしますが、でもそのほとんどの動きは第1頚椎と第2頚椎の間だけで行われます。顔を左右に向けづらい人は多いですね車の運転もたいへん。そういう方は第1頚椎と第2頚椎がほぐれると本当に楽になるのです。

右に回した時によく回らないと、心臓・胃の噴門と小弯の状態がよくない。また左に回した時によく回らないと、肝臓・胃の大弯の状態がよくない。

側屈

首の側屈

耳を肩につけるようもっていきます。正常では左右の肩の方向へ約45°頭部を傾けることができます。側屈はすべての頚椎の動きで行われていますが、純粋な動きとしておきているのではなく、むしろ回旋要素との組み合わせによる動きです。左屈しないときは肝臓の状態が悪く、右屈しないときは膵臓の状態がよくない。

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