自律神経系への作用

自律神経は環境や感情の変化に合わせて血液循環・呼吸・体温調節・ホルモン分泌などを調節し、快・不快の本能と密接に関係します。自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経は活動時やストレスを感じたときに強くはたらき、休息のリラックス時では副交感神経が活性化します。どちらかが優位になりすぎないように、シーソーのような関係でバランスをとっています。

自律神経失調症はこのバランスが崩れてどちらかのはたらきが優位に偏ることが原因による不調です。現代は交感神経が常にはたらいてしまう状態で、副交感神経がうまく機能しないことで起こります。おもな不調は動悸・血圧の変動・息切れ・疲労感・冷え・のぼせ・いらいら・不安感・不眠などです。

においの情報は自律神経の中枢である視床下部にはたらくので、こうした不調に有効です。整える作用がある代表的な精油の、スイートオレンジ・ラベンダーは姿勢整体のアロマクリームにも入っています。朝の倦怠感に効果的なローズマリーも入っています。不眠に作用する精油の成分はリナロールと酢酸リナリルで、両成分を含有しているイランイラン・ラベンダー・プチグレンも入っています。

精神疾患

柑橘系のレモンやオレンジなどには抗ストレス作用と抗うつ作用があり、そのほかにゼラニウム・クラリセージ・ローズなども用いられます。抑うつ性の疾患にはさまざまなストレスが大きなリスクファクターとなります。うつ病性の障害は遺伝的な形質と、環境やストレス因子がかさなって発症される場合があります。柑橘系の香りにはストレスホルモンであるコルチゾールの減少、免疫力を高めるNK細胞の活性化などが確認されています。抗うつ作用だけではなくストレスへの抵抗力も上がることで、症状が緩和すると考えられます。

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