背中のコリと隠れ酸欠

酸欠

「私が隠れ酸欠?空気はいくらでもあるし、普通に息してますけど?」って思いますよね。そりゃそうです、そう思うのが当然。でも息苦しく感じることは?吸っても吸っても入ってこない感じ。からだがこり固まっている人はよく、このような感覚のことをおっしゃいます。

浅い呼吸が問題

肺

症状としては、何となく疲れる、元気が出ない、頭が重い、めまいや耳鳴りがする、お腹の調子が悪い、ドキドキする、冷や汗が出る、言葉が出にくい、あがる、のぼせるなど。
このような時の呼吸は、浅くてせわしない状態です。息苦しさはない場合でも、間違いありません。

私たちは普通に息を吐き出した後、肺にはまだかなりの量の空気が残っています。残気といって、肺の中にわだかまって、普通の呼吸で動かない空気です。
麻酔薬をかがせて患者を眠らせようとする時に邪魔になるのも、肺の中で動かないでいるこの空気。吸わせた麻酔薬がこの残気に薄められて、麻酔が効く濃度になりにくいからです。

残気は呼吸のたびに少しずつ肺胞にたまっていきます。それが蓄積されると、ますます呼吸しにくくなります。古い気がたまって、新鮮な空気はなかなか入ってこれない。ですから充分な酸素が体中に行き渡るわけもなく、からだはしんどくなる一方です。

特に脳はからだの中でいちばん酸素を必要とし、からだ全体の25%を脳が消費します。脳が正常に機能するためには、大量の酸素が供給されているのです。
人間は5分間呼吸をしなければ、脳死に至ります。まず脳からダメージを受けるわけです。隠れ酸欠の状態では、真っ先に脳へ悪影響が及んでいます。それが頭痛、めまい、疲れなど、全身に現れています。

背中ほぐして深呼吸

横隔膜

私たちはできるだけ、1回1回の呼吸で空気を吐き切りたい。残気を減らして肺を空っぽへ近づければ、フレッシュな酸素がたくさん入ってこれるから。たくさん吐くからたくさん吸えるわけです。そうなれば、息苦しさもつらい症状も一気に楽になります。たくさんの新鮮な空気が肺に入り、血液に運ばれて全身の細胞まで行き届くのですから。

私たちは気づくと、浅い呼吸になってるもの。なぜかというと原因はこり。実は呼吸筋がこり固まるからなのです。呼吸筋の中でも主役の筋肉は横隔膜。膜といっても筋肉で、良い姿勢を保つ主役でもあります。猫背で深呼吸はできませんから、当然かもしれません。深い呼吸のポイントは1回の呼吸でたくさん吐くこと。それには横隔膜を始め、呼吸筋の柔軟性が欠かせないのです。

普段の呼吸は無意識に行っているもの。ですから無意識時でも深くゆったりとした呼吸でいたいですね。そのために横隔膜の柔軟性を保つには、背中がほぐれていることが大事。深呼吸を心がけても背中コリコリでは、気づいたら浅い呼吸に戻っていますから。

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