肺胞

気管支が枝分かれした先端の呼吸細気管支・肺胞道には、球形の肺胞がクワの実のように飛び出しています。成人の肺の肺胞道の数は約1400万個、1個の肺胞道には平均20個の肺胞があるので、肺胞の数は両肺でほぼ6億個にのぼる。1個の肺胞の直径は約0.14mm。ガス交換に関わる肺胞の面積は約60㎡といわれ、この肺胞の壁の表面積の約75%を毛細血管が網のようにおおっています。

肺胞

ガス交換

ふつうの呼吸のとき、空気をはき出した後にも肺(肺胞)の中には約2500mlの空気が残る。つまり気管支や終末細気管支のなかに、肺胞から出てきたガスの最後の部分が残っています。したがって新鮮な空気を吸ったからといって肺胞の中に混ざりけのない新鮮な形で入り、ガス交換に使われるわけではない。新鮮な空気を吸った際、肺胞に入る空気中の酸素の濃度は残った呼気の一部にうすめられ外気のそれよりも低くなっている。肺胞中の酸素・赤血球中の二酸化炭素は、肺胞と毛細血管の両方の壁をあわせた平均0.001mmの薄い膜のあいだを分圧の高い方から低い方にすみやかに移動しガス交換が行われます。

呼吸と循環

ふつう気にされていないが、呼吸と血液循環とは切り離せない関係にあります。たとえば呼吸と心臓の動きが止まってしまった瀕死の人を蘇生させる場合、人工呼吸だけでは助からないし、心臓マッサージだけでも助からない。人工呼吸で肺に新しい空気を送り込み、そこへポンプとしての心臓が血液を循環させてガス交換を行わないと、酸素をつぎつぎに体内に取り入れられない。また血液中に酸素が入っても心臓がそれを脳など全ての臓器に循環させなければ蘇生できない。心臓ぜんそくの際、気管支ぜんそくのように息苦しくなるのは循環機能低下によって、まず肺の血液循環がうまくいかなくなり酸素が不足することによります。

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