上肢の神経

上肢の神経

上肢にはからだの他の部位と同様、上肢を動かす筋肉に指令を送る運動神経と皮膚で感じた感覚を中枢に伝える感覚神経が分布しています。肩と上肢を支配する神経は首のつけ根にある腕神経叢から伸びてくる。腕神経叢は頸椎からの神経と胸椎からの神経の一部が集まったもので、ここで肩へいく神経と上肢にいく神経の2つに大きく分かれます。上肢にいく神経は鎖骨の背後を通ったあと内側・外側・後神経束の3本に分かれ、それぞれ上肢の各部に分布し運動と知覚を分担。尺骨神経・橈骨神経・腋窩神経・正中神経・筋皮神経などが上肢のおもな神経です。

肘を何かにぶつけたとき、小指の方に電撃が走るような感じを受けることがあります。これは肘関節の後面、小指側を走る尺骨神経が直接打撃を受けたことによります。一方橈骨神経が損傷を受けると手が垂れ下がったままとなり、指が動かなくなる。また正中神経が傷を受けると親指に近い手のひらの感覚がなくなるとともに、親指を曲げられなくなります。腕神経叢をつくるおもな神経は頸髄から頸椎のせまい孔を通って出てくるので、交通事故などで首が急に引っ張られたときなどに神経が引きちぎられるように切断されることがあります。

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