歯と食べ物

歯

肉食のライオンやオオカミなどが肉を切り裂くために持っている鋭い犬歯は、人間にはたった4本しかありません。私たちの歯の大部分はいわゆる奥歯とよんでいる、平べったい歯でその数は20本。牛など草食動物と同じ石臼のような歯で、硬い穀物や豆類をかみ砕いたり繊維をすりつぶすのに適しています。次に多いのはいわゆる前歯とよんでいる8本の門歯。やわらかい葉ものや野菜などをかみ切るのに適しています。

歯を見ればその動物に適した食べ物がわかるのですね。私たち人間は穀物・豆・野菜など植物性のものから、肉も魚も食べる雑食の動物です。でもその正しいバランスは、歯に正解がありそうです。植物を食べるための歯が28本、動物を食べるための歯が4本。28対4=植物性7に対して動物性1の割合が進化の過程を経た理想の食事バランスなのでしょう。歯を見ることで大昔からその動物が何を食べてきたかがわかります。種を残すため発達してきた形であり、それを私たちは受け継いでいるのですね。

ご飯やパンを主食にするのは当然ですね。穀物を食べるための歯が20本もあるのですから。穀物を主体にした食事がいかに大切かがわかります。人のからだのしくみを研究しても、穀物を食べて栄養を吸収するのに、大変都合のよい肉体であることがわかるそうです。実際に何万年前も前から人類の主食は穀物だったのですから当然でしょうけど。

腸の長さ

人間の腸の長さは身長のおよそ5~7倍あります。肉食のライオンは身長に対して3~4倍と腸が短いそうです。それは肉の消化吸収が草より速く、しかも腐りやすいので短い期間で消化してフンとして排出する必要があるから。草食動物の牛や馬などが身長の10~30倍の長い腸を持っているのは、草を消化してゆっくり栄養を吸収するのに必要だからです。食べるものによって内臓にも特徴が現れますね。

日本人は欧米の人よりも植物性の食べ物を好むので、腸が長いのです。特に日本の伝統食は食物繊維が多く、草食動物のように長い腸が必要なのですね。欧米人はライオンと同じように動物性の食べ物を好むので腸が短いのです。日本人が欧米の人に比べて胴が長いのは、長い腸を収納するために必要なことなのですね。

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