たばこは冷えの元

たばこと冷え

たばこを吸うと皮膚の温度が低下します。それは末梢血管の血液循環が悪くなるから。寒風に当たった時のように、ニコチンには血管をギュッと収縮させる作用があるのです。普通で2~3度、敏感な人では5度も低下します。吸った直後から皮膚温が低下して、元の温度に戻るには70分ほどかかるそうです。でもその間にもう一服すれば戻る暇がない。皮膚温はずっと低下した状態になるわけです。
喫煙者の方は大概、血行の悪さを見て取れるもの。冷え感のつらさについては、吸わない人よりも強く訴えられます。腰から下のどこかに、特に足先は共通して、芯に堪えるような冷たさを感じているご様子です。

お肌の大敵

お肌の敵

たばこによるビタミンC不足もお肌にはよくありません。たばこを吸う人の血液中ビタミンC量は、吸わない人の半分ほどしかありません。1日のビタミンC必要量は100mgですが、たばこ1本で25mgを失うといわれています。吸収率も低下するので体内での貯蔵はますます減る。ですから吸わない人の1.5~2倍のビタミンC摂取が必要になるわけです。
ビタミンCが不足するとメラニン色素が沈着しやすく、肌が黒ずんだりシミが目立つ原因になります。確かに、たばこを吸う人は匂いでもわかりますが、黒ずんだ顔色や口唇が紫色のチアノーゼ状態を見ても、ヘビースモーカーとわかります。これは、酸素でなく一酸化炭素が運ばれてしまうことから、酸素不足となっていることも現れています。

一流選手は吸わない

一流選手

オリンピックに出場レベルの選手には、喫煙者はほとんどいません。運動でハアハア、ゼエゼエするのは、からだが必要な酸素を欲しているから。とにかく少しでも多くの酸素を取り入れたいのです。でもたばこを吸うと酸素よりも一酸化炭素が体内に入ってきます。血液による酸素運搬が妨げられるのです。運動時は特に、大量の酸素が血液に乗って、各筋肉に届けられる能力が、成績を大きく左右します。この能力を高めるためにも厳しい練習に耐えて心肺機能を鍛えるわけです。
たばこを吸う行為はこの能力を低下させること。喫煙は心臓や肺の機能を低下させます。そして血液の酸素運搬能力を低下させるので、運動するからだとしては条件をどんどん悪くさせているわけです。
選手達は極限まで、自分の力を高めたいもので、それとはまったく逆行するはなしです。吸っていれば、才能や体格に恵まれた選手でも、長く第一線での活躍が難しくなるのは当然。私は以前、たばこを吸いながらストレッチする人を見たことがあります。とても妙でおかしな光景ですよね。「あなたは何の目的でどこへ向かってるの?」って思ってしまいます。喫煙は、健康のために行うスポーツとは両立しない。それどころか、相反する結果へ私たちを導くものですから。

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