胃と十二指腸

胃は食道から入ってくる食物を一時ためて消化の第1段階を行い、十二指腸はその消化をさらに進めるところです。

胃と十二指腸

運動

胃は収縮したり弛緩したりする規則的な分節運動・振り子運動および蠕動運動により、内容物の混合と運搬を行う。収縮持続時間2~20秒・最高収縮回数1分間に3~5回、食物を幽門に向けてはこぶ蠕動のほかに幽門前庭部では逆方向の蠕動があり、食物と胃液を混ぜ合わせる。ふつう1食分の食物は約4時間で胃から十二指腸に送られるが、この時間は脂っこい食物なら長くなるなど一定しない。十二指腸には胃側から空腸側に向けての蠕動があります。

働き

胃の第1の仕事は食道から下りてきた食物を一時ためて、小腸とくに十二指腸での消化の進み具合に合わせて十二指腸へ送り出すための倉庫の役割です。第2の働きは食物と胃液をよく混ぜ合わせる攪拌器の役目。十二指腸は胃で消化の準備ができた食物をさらに膵液・胆汁などにより、小腸以下で吸収しやすいかたちにまで消化します。

分泌液

胃の粘膜からは胃液が分泌されます。胃液には塩酸・消化酵素ペプシン・粘液が含まれており、塩酸はpH1.0~2.5の強い酸性を示す。胃に入ったタンパク質を消化する胃液に、胃自身の筋肉が分解されないのは粘液のおかげ。胃液の分泌量は1日約1500~2500ml。十二指腸の粘膜からは各種の消化酵素を含んだアルカリ性の腸液、種々の消化管ホルモンが分泌されます。

サブコンテンツ

このページの先頭へ