脈拍

心臓の収縮によって血液が大動脈から全身に向け送り出されます。血液が送り出されるたびに動脈内の圧力は変化し、その変化が末梢へ移動して血管壁を押し広げる衝撃が脈拍であり、動脈拍動ともよばれる。原則として心臓の1回の拍動に対し1つの脈拍が対応する。脈拍は皮下の浅い動脈で触れることができ、成人で1分間に60~80くらい打つのがふつうです。通常は規則的であるが呼吸にともなってわずかにリズムが速くなったりおそくなったりします。

心臓の収縮と脈拍

心臓

心臓は洞房結節から発信される電気的刺激(電気信号)が心筋へと伝えられることによって、自動的でリズミカルな収縮と弛緩をくりかえしています。脈拍は心臓の収縮の状態を反映するので、

  • ① 頻度(1分間の脈拍数)とリズム
  • ② 血管が拍動する振幅(強度)
  • ③ 血管壁に生じる圧力(緊張度)
  • ④ 左右の脈拍のちがい

などから脈拍のリズムの整・不整、心臓の状態を知ることができ、また末梢動脈に動脈硬化や閉塞あるいは狭窄がないかなど、動脈の状態についての情報も得ることができます。

脈拍の異常と病気

脈拍数やリズムに異常があるときは不整脈が原因であることが多い。脈が速い場合は単に心臓が速く打っている洞性頻脈か心房細動などの不整脈が疑われるが洞性頻脈は特に理由がなく起こることが多く、運動による発熱や緊張のしすぎなどの状態も反映します。脈が遅い場合は単に心臓がゆっくり打っている洞性徐脈か房室ブロックなどの不整脈が疑われる。脈の打ちかたが乱れ、全く不規則なときは心房細動が、脈がときどき抜けるか速めにつづいて出るようなときは心室性期外収縮が疑われる。いずれにしても脈拍に異常があれば心電図検査を受けるのが望ましく、動悸・めまい・立ちくらみなどの症状にも注意したい。

サブコンテンツ

このページの先頭へ