血圧

血圧とは心臓の収縮によって押しだされた血液が末梢の血管を押し広げる力(圧力)です。通常はこの圧力を腕の動脈で測定して血圧としている。血圧は心拍出量・血管のかたさ・心臓の収縮力に左右されるためこれらが変化すれば血圧も変動します。

血圧

血圧に影響を与える因子

ストレスや精神的過緊張は交感神経を緊張させ、末梢血管の収縮をもたらすので血圧が上がる。食塩摂取過多・肥満・運動不足などでは循環血液量が増え、血圧が上昇する。喫煙・飲酒なども血圧上昇因子となり、加齢も動脈硬化など種々の要因とあいまって血圧に影響を与える。血圧には日内変動があり、夜中に低く日中は高めとなる。しかし一方では血圧調節機構が働き、血圧を一定範囲内に保っています。

人体への影響

全身の血液循環にとって血圧は必要なものですが、たえず一定の圧力が全身の血管にかかるということは場合によっては問題を生じます。たとえば高血圧となって高すぎる圧力が血管に何年も作用しつづけると、血管にさまざまな変化がおこる。その1つが動脈硬化で血管はもろく硬くなり、蛇行や狭窄を示す。特に細い動脈にこうした変化が出やすいため、細い動脈の多い臓器(腎臓・脳・眼底など)では動脈硬化性の変化が早くから現れます。

動脈硬化に陥った細い動脈では血流が阻害され、十分に血液が流れなくなって臓器は虚血状態となり、その機能を発揮できなくなる。動脈硬化がさらに進むともろくなった血管は高い圧力によって破れ出血する。脳出血・クモ膜下出血・眼底出血などがその例です。蛇行や狭窄がさらに強まれば血流が途絶え、脳梗塞や心筋梗塞などがおこる。収縮期血圧が100mmHg以下は低血圧とされ若年者に多いがほとんど実害はない。急に起立したときに収縮期血圧が10~20mmHg以上低下し、立ちくらみなどをおこす場合を起立性低血圧という。起立による血圧低下を防ぐために通常はたらく交感神経系の調節機構が作動せず脳への血流が減ることによります。

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